2021年9月21日

前日行った当麻乗越は標高1600mくらい。そのときの紅葉のピークが1500mくらいだったので、1300〜1500mくらいの大雪高原はきっと最高なんだろうなと思いました。空は曇っていますが、翌日から天候が崩れるそうなので、まさにこの日しかないというタイミングです。

朝一番でヒグマ情報センターの説明を聞きます。今年はヒグマはあまり出没しておらず、3回目にして初めての周回コースに挑戦できます。紅葉は予想通りピークだそうです。楽しみ。
 
 
以前来たときは最初のアップダウンがキツかったですが、今回はまったくそういうこともなく。登山3日目ですが、だいぶラクです。1年半ランニングを続けてきた成果かな。
 
 
しばらく行くと、最初の沼が現れます。
 
大雪高原沼めぐり土俵沼の紅葉

土俵沼です。
大雪高原の中では地味な存在ですが、それを感じさせない素晴らしい紅葉ですね。
 
 
大雪高原沼めぐりバショウ沼の紅葉

そこから少し先にあるのがバショウ沼。

ここも、この先にある滝見沼や緑沼に比べると目立たない沼ですが、それぞれの葉の色が濃く、凄みを感じさせる紅葉です。ヒグマ情報センターのお姉さんが「絶対に寄ってほしい」と言っていた理由がよくわかります。
 
 
次は滝見沼。
 
大雪高原沼めぐり滝見沼の紅葉
 
 
大雪高原沼めぐり滝見沼の紅葉

まるで庭園のような沼。大雪高原沼めぐりの写真でよく使われる、まさに代表格ですね。紅葉的には・・・もちろん素晴らしいのですが、斜面のところはまだピーク前といった感じ。日の当たりぐあいの関係でしょうか。
 
 
 
滝見沼からすぐのところにあるのが緑沼。ここも代表的な沼です。
 
大雪高原沼めぐり緑沼の紅葉

個人的には一番好きな沼。これまでで最高の紅葉が待っていました。ここで晴れるまで粘ろうかと思いましたが、思うところがあり先に進むことにします。
 
 
大雪高原沼めぐりの紅葉
 
 
大雪高原沼めぐりの紅葉

そこからしばらく歩きます。
道中の紅葉も素晴らしい。
 
 
大雪高原沼めぐり鴨沼の紅葉

温泉沼を過ぎて、次に現れたのが鴨沼。高根ヶ原の稜線がクッキリ見えて、天候の回復が期待できます。
 
 
 
そこから足早にエゾ沼へ移動。
ここの紅葉を撮りたくて、ここで晴れている状態を撮りたくて北海道に来たと言っても過言ではないのです。そのため緑沼でも粘らなかったのですが果たしてどうなるか・・・
 
大雪高原沼めぐりの紅葉

待つこと25分。晴れました。
完全に狙い通りではありませんが、雲に動感があってこれはこれで良いと思います。雲の動きの激しさとは裏腹に、水面は鏡のように凪いでいます。ダケカンバはまだ黄葉していませんが、水面近くの葉はまさにピークですね。来てよかったです。
 
 
 
次の式部沼も素晴らしかった。
 
大雪高原沼めぐり式部沼の紅葉
 
 
大雪高原沼めぐり式部沼の紅葉

山中に現れた、宝石箱のように感じます。
ちょうど晴れている方角だったので、なおさら良く感じます。
 
 
大雪高原沼めぐり大学沼の紅葉

対して次の大学沼はというと、雲に覆われている方角な上に中途半端に空が明るいので、なんだかよくわからない写真に。
 
 
そこからまた登りになります。
 
大雪高原沼めぐりの紅葉
 
 
大雪高原沼めぐりの紅葉

晴れいているところを切り取りました。
ホントきれい。
 
 
 
そして高原沼に到着!
 
大雪高原沼めぐり高原沼の紅葉
 
 
大雪高原沼めぐり高原沼の紅葉

標高は1480mで、沼めぐりのなかで一番高所にあります。沼自体を被写体と考えるとイマイチなのですが、紅葉メインで撮るとなかなか良い気がします。

後方に見える印象的な山は緑岳。ハイマツに覆われていて、名前の通り緑色をしています。大雪山系には2日前に行った黒岳や、翌日行くことになる赤岳など、色が山名になっている山が集まっていて面白いですね。
 
 
さて、過去2回はヒグマ出没のためこの先に入ることはできませんでした。ということで、キリがよいので一旦ここで締めます。

この後は空沼、そして沢沿いを下ります。そして時間が余ったのでオカワリも!? ということで、後半に続きます