乗鞍高原の温泉は、乗鞍岳中腹から湧出する豊富なお湯を
各施設に引湯しており、その白濁したお湯は非常に力があります。

乗鞍で日帰り入浴というと、ゆけむり館が有名ですが、
ここ せせらぎの湯も非常に特徴のある施設です。
  
  

川のほとりに建つ温泉小屋には、看板の類は一切ない。
それどころか、そこへ至る案内板も無い。
おそらく、地元の方向けの施設なのだろう。謙虚な気持ちで入らせて頂く。

24時間開放されているので(21時以降は消灯のため明かりが必要)、
ワタシみたいな早朝撮影者にはありがたい。

料金も無料で、ただ利用者をカウントするための紙が貼り付けてある。
朝の9時頃に入ったのだが、ワタシで6人目。けっこう人が来てるのね。

中に入ると、小さな浴槽に源泉が投入されています。
硫黄の香りに加えて、酸っぱい臭いがする。酸が強いのだろう。

ワタシの他に入浴者はなく、この贅沢な空間を独り占め。
なお、男湯からは川は見えませんが、女湯からは見えるそうです。

事前調査ではけっこう温いと書いてあったサイトもあったけど、
今日はちょうど良いくらい。源泉を触ってみるとこっちの方がごくわずかに
温い気がする。よく見ると、男湯と女湯の境で加温してるのね。

ワタシは加温否定派ではないので、別に構いませんが。
 
 
こんな良い温泉に入れてもらえるなんて、
地元の方々に感謝しないといけないです。

ちなみに、冬期は閉鎖されるらしいですよ。