田代橋から戻りつつ、日が傾きかけた上高地を撮る。
西側の山に雲がかかるけど、真上には雲がない。

翌朝の霧氷に期待が高まる。
 
 
釜トンネルを抜けると国道158号線。
ここから宿へ徒歩で向かう。そこまで越えるトンネルは3つ。
 

最初のトンネル、正確には洞門ですが、
ハンパない氷柱が下がっています。
 
横の川は梓川ですが、上高地では透明だった川の水も
あちこちから湧き出る温泉によって濁っています。
 

 
2つ目のトンネルは、その名も赤怒谷隧道。
谷の色に因んだものでしょうか。上手いネーミングです。
 
さて、その赤怒沢隧道ですが、歩道の一部が凍っていて
普通に歩いていても滑ります。車が通るのでかなり怖い。
 

この国道158号線、今でも維持が大変そうですが、旧道の頃は
車一台分の幅しかなく、急峻な谷間は頻繁に崩れていたようです。
 
現在の道からも往年の姿が偲ばれますが、、、
スノーシェッドも含め、雪と土砂に埋もれています。
土台も一部崩れています。
 

 
このような場所に道を通した方々には
本当に頭が下がります。
 
そうしているうちに、3つ目のトンネルを抜け、
坂巻温泉旅館に到着する頃には18時になっていました。