たまには道具の話をしましょうかね。

SD1 Merrillを手に入れて以来、RAW現像はずっと懸案でした。
現在のMacBook(Late2007)があまりにも非力で、Fullモードでの読み込みや
JPEG,TIFFへの書き出しに5分以上かかったり、書き出し中に止まることもしばしば。

要は使い物にならない。
そんなわけで、機材を更新しようと思っていた矢先にWWDCでの新機種発表。
これはぜひ試してみたいと思ったのでした。

当日はちょうど夜勤明けだったので、帰りがてら渋谷に寄ったら店内は凄い人。
さらに行列まであったので断念。

そして今日。思いがけず知り合いのRetinaと新13″Airを試すことができました。
Nさんありがとう。

Retinaは CPU i7 2.3Ghz/RAM 8GB/SSD 256GB
Airは CPU i5 1.8GHz/RAM 4GB/SSD 128GB

早速 Sigma Photo Pro(SPP)を起動し、X3Fファイルを読み込む。
両機種ともほんの数秒。Airの方が若干速いか。時計を持っていなかったのが残念。

Fullモードでの読み込み、及び書き出しだけど、Retinaは10秒ちょっと(!)
Airは30秒くらいかかりました。

ともに現像時のCPU使用率は100%、メモリ使用量はそんなに多くなかったと思うけど
(うろ覚え。360MBくらい?)現状から考えると大幅進歩です。

さて、写真の人はRetinaを買うべきという意見がありますが、
現状ではそこまで感じませんでした。

確かに、画像の表示は細かくてキレイです。
でも、等倍表示ではないのです。当たり前だけど。

第2世代Foveon(SD14/15とかDPシリーズ)だけだったら縮小なしで表示できるので
十分恩恵を受けるのでしょうけれど。

あと、ノングレア液晶が用意されていないのも何だかなという気がします。
Retinaとノングレアは物理的に相容れないものなのかも知れませんが、
ここは何とかしてほしいところ。映りこみがひどい。

他にはRetina非対応アプリのテキストがとてもガタつくことも気になった。
自分の目で見るまでは、従来の液晶で表示した時と大差ねぇよと思っていたのですが、
実際に見ると大きく違います。ただ、スケーリングで多少解消します。

そうは言いながらも、画像の表示はさすがだし 対応アプリのテキストはとてもキレイ。
なので、とても魅力的な機種であることは確かです。X3F現像10秒だし。

そしてAirも多少現像は遅いけど撮影に持って行くには適しているし、各アプリの起動も
爆速でこれまた魅力的。あとは旧Pro15″のノングレアも候補に入れて、もうしばらく
悩む事にします。

あ、画像なくてゴメンナサイ。
写メなりスクショなり撮っておけばよかったね。