ひさびさの蕎麦である。
せっかく木曽まで来たので、以前から行ってみたかった時香忘へ行ってみることにした。

ゴールデンウィークなど観光シーズン中はかなり込み合うらしいこの店も、
雪の降るこの時期においてはそうでもなく、駐車場はガランとしていた。

駐車場にある門をくぐると渡り廊下がある。
なんだか、別世界へと誘われているような感覚が心地良い。
そして、渡り廊下を過ぎると店の入口に行き着く(一番上の写真)。

店内はオサレな感じである。
地元の作家、もしくは地元をテーマとした作品と思しき展示がいくつか待合い付近にあり、
少しだけなら待ち時間をつぶすこともできそうだ。

ただ、今回は5分ほど待ったものの、すぐ中に案内された。

この日提供できるのは、もり蕎麦、おろし蕎麦、イカスミ蕎麦、鴨南蛮との事。
イカスミって何だと思ったけど、初めての店なのでいつも通りもり蕎麦を注文する。

なお、ここの蕎麦は、極粗挽きの自家製蕎麦粉をつなぎを殆ど使わずに打つのが特徴らしく、
メニューにそのことを始めとして数々のこだわりが何ページにもわたって綴られていた。

通常よりも長い時間をかけて打つという極粗挽きの蕎麦は、店の言うとおりボソボソ感は全く
なく、実にコシがある。のどごしにおいても、粗く挽かれた実が独特の食感である。

しかし、香りを損なわないために極粗挽きにしていると言うほどには強い香りを感じない。
ちょっと期待しすぎたかな。。。

つゆはとても上品で、それ単体ではとても素晴らしい。でも蕎麦と合わせるとどうなのかなと
思う。蕎麦があれだけ個性的なのだから、もう少し主張がある方が個人的には好きだ。

薬味はわさびとネギのみ。このわさびが凄い。
鮫の皮でおろすせいもあるんだろうけど、今まで食べた中で一番辛い。
ただ、あまり香りの強くないわさびだったのが残念。

最後に蕎麦湯。
これがかなり濃い蕎麦湯で、恐らくこれ単体で作っていると思う。
こちらは上品なつゆによく合っている。

と、いうことで好きなところとそうでないところが気がするけど、
結論を言うとまた来てみたいなと思う。

次はおろし蕎麦でも食べてみようかしら。。。

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