北海道の朝は早い。夏になると3時には明るくなり始め、4時には日が昇る。
この日は5時過ぎに目を覚ましたが、寝坊したのかと思うくらいだ。
道の駅うりゅうで車中泊をしたワタシは、支度もそこそこに雨竜沼湿原へと向かう。
まずは登山口の南暑寒荘まで約25kmの道のり。尾白利加ダムを越えるとダートになる。
6時20分
南暑寒荘到着。駐車場が広いです。
それだけ多くの登山者が来るのでしょう。
右奥が山荘の建物です。
ここで登山届けを提出し、入山料500円を支払います。
(環境保護の資金になるらしい)
高低差200mちょっと。
数字だけ見ると大したこと無さそうですが。。。
6時40分
第1吊橋。
ここまでは緩やかな坂でしたが、
ここから登山道が始まります。
6時51分
白竜の滝。
立派な滝です。日の当たっている部分が
キラキラしていて綺麗です。
下から撮った写真を発表している人もいるので
降りられるのでしょうけど、今回はパスします。
6時54分
第2吊橋が見えました。
滝からここまではやや登り。
吊り橋から先は急登です。
7時23分
急登でかなりペースが落ちましたが
緩やかな場所に出て一安心。
しばらくペンケペタン川沿いに歩きます。
7時25分
横の岩から水がしみ出しています。
飲用に適するかどうか不明ですが飲んでみました。
冷たい!10℃ないんじゃないかってくらい冷たいです。
5秒くらい手をつけていると痛くなってきます。
でも美味しい水でした。
そして正面には南暑寒岳、右手に暑寒別岳が見えます。
7時40分
靴洗い場。
植生保護のためしっかり洗いましょう。
ここを渡る際、うまく渡らないと
足が水に浸かりますのでご注意。
この先はたくさんの植物を見ることができます。
まずはワタスゲ。
ミズバショウ自体はあまり好きな花ではありませんが、
こういう環境に咲いたらキレイでしょうなぁ。。。
靴洗い場から展望台に至るまでで
これだけの花がありました。
ここで見かけた人はふたり目です。
ひとり目は第2吊橋を越えたところで抜きました。
展望台から!
快晴の中、残雪をまとった南暑寒岳(左)と
暑寒別岳(右)が美しいです。
あまり湿原の写真を載せると
池塘編と被るので木道が写っている写真を中心に。
すぐ傍に、真っ青な池塘が点在。
空が快晴な分、池塘も濁りなく写ります。
最高の条件です。
ほぼ誰もいない、静かな湿原で風を感じる。
非常に贅沢なひとときです。
この先でさらに一人抜きました。
その先に分岐があります。
展望台に戻る道と南暑寒岳方面に登る道。
登山道方面に行くと旧展望台があるそうなので登ってみる。
・・・が、ものすごい数の虫!
湿原ゆえなのでしょうが、これはひどい(´・ω・`)
8時46分
旧展望台到着!
ほんとにたくさんの池塘がありますねぇ。。。
そして、周囲は熊笹で覆われています。
何十年、何百年かしたら、この美しい湿原も
熊笹に浸食されてしまうのでしょうか。
分岐まで戻り、そこから帰り道へ。
帰り道は熊笹の中を歩かされるので展望もなく
蒸し暑いです。
途中見かけた、早咲きのエゾカンゾウが綺麗です。
雨竜沼湿原はエゾカンゾウの群落地で、7月下旬が最盛期。
来年あたり、ぜひ来たいと思いました。
そして、そこに映える花が5輪。
・・・あの花も名前がわからない(´・ω・`)
10時02分
下山開始。
これまで、ここで見かけた人は10人に満たなかったのですが
だんだん人が増え始め、下山時には30人くらいとすれ違う。
次第に気温が上がっており、これから登るのは大変そう。
羆の生息地帯なので、あまり早く来るのも危険ですが、
できるだけ早く来ることをおすすめします。
10時30分
南暑寒荘到着!
下山届を入れておかないと、捜索の対象になるそうです。
忘れっぽいので心配でしたが、ちゃんと入れましたよ!
ということで終わった初の雨竜沼湿原でしたが、
大いに満足のいくものでした。池塘が素晴らしかった。
(池塘編はコチラ)
上の方にも書きましたが、次回はエゾカンゾウの最盛期に来たいと思います。
北海道に登山道具持って行くのは大変ですけどね。。。
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