今回の旅は、年休消化で長い休みができたところから始まりました。

当初は、いつもどおり北海道に行こうとしていたのですが、
ふと与論島、そしてこの百合が浜のことを思い出し。

ちょうど梅雨明けの時期で良さそうだな、
調べてみたら大潮の時期で百合が浜も出現するな、
ならばついでに屋久島にも行ってみよう。

そういうちょっとした思いつきがきっかけでした。

与論島,百合が浜

6月28日午前11時。
グラスボート協同組合さんの船に乗せてもらい、
約2km離れた百合が浜へ向かっています。

天候は晴れ。
青空が美しい、申し分ないコンディションです。

与論島,百合が浜

船の中心はガラス張りになっており、海中の様子が見えます。

与論島,百合が浜

今回はちょっとお高めのコースで予約をしたので、
ウミガメの出るポイントや魚の集まる珊瑚礁にも
連れて行ってもらいました。

海の透明度は、正直期待したほどではありませんでしたが
このまま飛び込んで、一緒に泳ぎたくなるよう光景でした。

与論島,百合が浜

干潮の時刻が近づいてきたので、船はいよいよ百合が浜へ。
まだほんの一部しか出現していませんが、すでにけっこう
人が集まっています。

さすが観光名所。

与論島,百合が浜

上空を飛行機が通過していきます。
が、やや苦しい構図になりました。

与論島,百合が浜

それから粘ること2時間。
いろんな構図で撮りましたが、満足のいくものにはならず。

手持ちの電池が尽きたので戻ることにしました。

それからワタシは考えました。
翌日が最終日で、予約した飛行機は14時半。

この日の干潮が12時くらいなので翌日は13時くらい。
テントの撤収など、帰り支度はすべて完了させておけば
もう1回行くチャンスはありそうだ。

でも同じような写真しか撮れなさそうだな。
・・・そうだ、さらに沖合いにもうひとつ砂浜が出現していたな。
あそこにも二人くらい人がいたな。

ってことは誰かに相談したら連れて行ってもらえるかも・・・。

与論島,百合が浜

翌日午前10時。
ワタシは再びグラスボート組合の船に乗っていました。

グラスボート組合の方々、当初は「飛行機の時間に間に合わない」
「モーターボート(別業者)なら速いし交渉すれば連れて行ってくれるかも」

と仰っていたので、じゃあそうしようと思っていたところ
「昨日も乗ってくれたしね・・・」
「こうすれば間に合うかも・・・」

などと相談が始まり・・・

結局、他の団体のシュノーケリングに便乗する形で
乗せてくれることになったのです。

島の人達は本当に優しい。
通りすがりの観光客ひとりのためにここまでしてくれるなんて。

なぜが組合の人の家で獲れたジャガイモをくれそうになったり
(荷物の重量がギリギリだったので丁重にお断りしました・・・)
本当に感謝です。

さて、レンタカー店で一応借りておいたシュノーケリングセットが
思いがけず使えることになり、ちょうど良かったのですが、
ワタシのカメラは水中撮影ができないので割愛します。

スマホも防水対策はしていたのですが、潜ると浸水し始めたので
こちらでも撮れず。幸い故障はしていませんでした。

と、いうことで二度目の百合が浜。

与論島,百合が浜

結婚式をやっていました。
美しい花嫁さんに許可を得て撮影!

お顔がわかるような写真はWebには載せませんが・・・
上々の天候で本当に良かったですね。お幸せに!

ここで団体の方々は船を降り、
ワタシだけ目的の砂浜へ向かいます。

与論島,百合が浜

こちらは特に浅くなっており、珊瑚礁の隙間をぬって船は進みます。
目的地の近くで降ろしてもらいましたが、それでもどんどん潮が引いていくのでしばらくするとボートは座礁してしまいました。船頭さんと一緒に船を押し、何とか脱出。

確かにこれは一般の観光客を連れてくるのは難しそうな場所です。
船には離れたところで待っていてもらいました。

あまり待たせるのも良くないし、飛行機の時間もあるので
手早く済ませようと心に決め、撮影を始めます。

与論島,百合が浜

徐々に現れ始めた砂浜。
誰もいない、誰も足跡をつけていない砂浜。

ちょっと雲が出すぎたので最高の写真ではありませんが、
ほぼ狙い通りのものが撮れたので満足です。

与論島,百合が浜

砂浜はどんどん大きくなっていきますが、
雲もどんどん広がっていき、空のほうが目立ってしまう状態。

このへんで諦めて撤収することにしました。

浜に戻ってから、グラスボート組合の方々に丁重に御礼を言い、
「また来年来てね」「また来ます」と言葉を交わし、
心地よい気分で島を去ります。

そして、来年どころか9月に取った夏休みで
再訪問することになりました。

その話はまた後日。