2018年6月25日撮影
トロッコ軌道が終わり、急に傾斜がきつくなる。
このままこの道が続くとツラいなぁ・・・と
思ったけれど、キツいのは最初だけでした。
8:16 気持ちのいい沢
8:25 程なくして、翁杉に到着
樹齢2000年と言われたこの巨木も、自身の重みに耐えきれず
2010年に倒壊してしまいました。今はその株が残るのみです。
残念なことではありますが、これから何百年か後には
立派な二代杉が育っているのかも知れません。
8:31 そして、あっけないほど早くウィルソン株へ到着
約400年前に切られた、最大級の屋久杉の切り株です。
一説では大坂城築城に使われたとか。
近づいてみると。表面は苔に覆われています。
写真では伝わりづらいですが、あまりにも巨大です。
現存していれば樹齢3000年とも言われています。
で、やっぱりこれをやりたくなりますよね。
ウィルソン株の内部は空洞になっており、人が入ることができます。
中では清水が湧いており、写真では分かりづらいですが祠があります。
で、上部の穴がハート型に見えると言われて来てみたのですが
なかなかその場所が見つからない。
かなり後方に下がってやっと撮ることができました。
ウィルソン株を過ぎると、かなり急な階段が続きます。
ここまで大したことのない登山道だな〜と思っていた油断をついてきます。
9:00 しばらくすると、もとのゆったりした道に戻ります。
下界では晴れていたのに、登っていくにつれ曇ったり雨が降ったり。
標高2000メートル近い山に暖湿流が当たるのですから、
当然といえば当然。
9:22 名もなき杉。苔が立派です。
これも何百年かしたら二代杉になっているのでしょうか。
9:40 大王杉・・・と書かれた看板の脇にあった杉。
当初はこれを大王杉と勘違いしてしまい、
肝心の本物を見逃してしまいました。
でもまあ、立派な杉です。
9:43 どうしたらこのような造形になるのかわかりません
登山道はこの下をくぐるようになっています
9:50 小さな、でも美しい沢
このような沢をいくつも越えていきます
9:53 ここまで来ると、縄文杉まであと少し
10:05 縄文杉へ到着!
ここまで4時間25分。途中キツい箇所もありましたが
何とか順調に来ることができたと思います。
途中、雨に降られましたが、ここ縄文杉では日が当たったりと
目まぐるしく変わる天候に驚かされました。
縄文杉自体には植生保護のため近づくことができず、
ふたつのデッキの上からの撮影となります。
なので誰が撮っても同じような構図になるのですが・・・
中でも一番良く撮れる場所には三脚の跡がたくさん。
上の写真はそこで撮ったものです。
さて、デッキの上では食事ができないので、少し下ったところで
昼食をとり、いよいよ下山を開始・・・
・・・したのですが、5分くらい下るとガスが出てきました。
ホント天候が変わりやすいな〜と最初は思っていたのですが、
もしや縄文杉も?と思って引き換えしてみました。
すると・・・
10:34 縄文杉でもガスが出ていました!
まあ、一番上の画像でネタバレしていましたけどね・・・
改めてその画像も載せてみましょうか
より遠近感が出て
より緑が美しく
より風格を増したようにも見えます
縄文杉には近づくことができないので、その全貌を写真に収めることは
できないのですが、それでもこの存在感は凄いです。
別のデッキにも上がってみます。
更に周囲の植生が手前に入ってしまって撮りづらい場所なのですが
ガスのおかげで縄文杉とそれ以外がハッキリとわかるようになり
こちらも凄いです。
本当に、戻ってきて良かった。
10:45 再度出発します
11:06 こちらが本物の大王杉
かなり朽ちており、いつ倒れてもおかしくないと言われています。
別の木を大王杉と紹介して恥をかかなくて良かった・・・
11:48 ウィルソン株で休憩中に、こだまが現れた!
・・・そこで出会ったおじさんがなぜか持っていたこだま人形
許可を得て撮影させてもらいました。
小道具があると、普段とは違った撮影ができますね。
12:50 トロッコ軌道に戻ります
これが本当に、本当に単調な下り道
ここまでの疲れもあり足取りはだんだん重くなります。
14:17 何回目かの休息を経て、登山口までたどり着きました。
7番目の到着だったので早い方ではないでしょうか。
悪天候による連日の通行止めにより、行くことができないまま
屋久島を後にする可能性もかなりあったので、まずは縄文杉まで
往復できて本当に良かったです。
屋久島の日程は翌日昼まであります。
次は時間の許す限り白谷雲水峡に行ってみたいと思います。
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