都井岬・御崎馬

2014年4月17日　午前9〜10時ごろ撮影

この日の天気予報は良くなく、どこを見ても曇りあるいは午前中一時晴れ。
晴れていれば都井岬で御崎馬を撮ろうかと思っていましたが、曇りだったら
行っても仕方がないと思っていました。

とは言いながらも時間が余ってしまったし、桜島も噴火しそうになく
他に行くあてもなかったので片道2時間の道をロケハンがてら行くことに。

現地に着いて、奥のほうからさんざん歩き回ったけど良い場所が見つからず。
天候も曇りだったので、諦めて帰ろうとしたところ、、、

岬の入口に近い、駐車スペースがある辺りで親子と思われる3頭の馬を発見しました。
串間市観光協会の地図によると、小松ケ丘広場のあたりです（http://kushima-city.jp/toi/）

せっかくなので何枚か撮っていたら、突然はじめの写真の通り雲が切れ始めまして。

急速に天候が回復し始めました。
こうなると、俄然やる気が湧いてきます。

丘の上まで登れるようになっていたので、馬を刺激しないように気をつけながら
少しずつ近づいていきます。

丘の上まで登ると、けっこうな数の馬がいて
まだ青くない草を一生懸命食べています。

さらに天候は回復し、遠く志布志湾が見渡せます。

ここは江戸時代に領主の秋月家によって設置された藩営牧場が起源です。
牧場とは言っても繁殖は自然に任されており、これまで300年以上の間
野生に近い環境で生き続けてきました。

昭和28年に日本在来馬として国の天然記念物に指定されています。
体は在来馬ですので小さく、また厳しい環境のためか多くの馬が
肋骨が見えるくらい痩せています。

皆ずっと首を下げ、絶えず草を食べる姿に、これまで繋がってきた
そしてこれからも繋がっていくであろう生命の力を感じます。

たまにケンカしたりじゃれあったりする馬もいますが、、、

それも含めて生きることなのでしょう。

生まれたばかりでしょうか。子馬がいました。
このまま大きくなってくれることを願っています。

天候はこの後下り坂に向かいます。
思い切って来て良かったです。

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