DREAM EARTH


美しい風景写真と旅日記。各記事の日付は、それぞれの記事に記載がある場合を除き「撮影当日」に設定しています。

Archive for 2008 年 1 月

上高地 その2

2008 年 1 月 27 日 12 : 33 カテゴリ:SD14, 風景写真 コメントを書く
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朝5時。
沢渡駐車場にて、予約していたタクシーと落ち合う。

天気は快晴。気温はマイナス11度。
月が明るいため星はあまり見えないが、それでも満天の星空。

狙い通りの天候に気をよくする。
タクシーの運ちゃんも、「今日は最高だね!霧氷がすごいだろうね!」
と、太鼓判を押す。
  
  
5時半。
釜トンネルを徒歩で抜け、上高地へ足を踏み入れる。
聞こえるのは自分の足音だけ。独りであることを実感する。

明るい。まぶしいほどの月明かりで、自分に影ができる。
大正池まで来ると、その月に焼岳が照らされている。

SDIM2442.jpg
  
  
ここで、あることに気づく。
水面から水煙が上がっていない。

気温はたぶんマイナス15度以下。風はほぼ無風。
それなのに、なぜ? これでは霧氷がつかない。
  
  
目指した日の出スポットに着く。
ここで霧氷と穂高連峰を絡めたかったのだが、どこにも霧氷がない。
仕方なしに撮り始めるも、なんとなく消化不良。
今年は雪が少ないし。

霧氷が無いのなら、ここに長居する必要はない。
平湯大滝と新穂高へ行こう。あと温泉。そう考え、ワタシは踵を返した。
  
  
  
今回の敗因は何だろう?
ワタシだけではなく、タクシーの運ちゃんや、霧氷目当てで上高地に来た
カメラマン連中が、皆外したのだ。

もっと経験を積まないとダメなのか、それとも単に運なのか。
気象って、難しい。。。

SDIM2492.jpg

戻る途中。
焼岳にも陽が当たり始めている。

今回の収穫は、月明かりに照らされた焼岳を観ることが出来たことだろう。
それだけでも来た甲斐があった。


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上高地 その1

2008 年 1 月 15 日 18 : 12 カテゴリ:SD14, 風景写真 コメントを書く
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SDIM2314.jpg

前夜の松本入りは夜中を過ぎていた。
朝6時に起きたワタシは、電車とタクシーを乗り継ぎ上高地へと向かう。
好きなバンドの来日公演と重なってしまったが別に後悔はしていない。

新島々から釜トンネルまでタクシー代が1万円近くかかったが、
その先の風景を想えば実に安上がりに感じる。
(カネをかけた割に成果がでない時よりは遙かにマシ)
  
  
SDIM2353.jpg

釜トンネルを徒歩で抜けるとそこは別世界。
天気は無風快晴。ずっとこの条件を待っていた。
後で聞いたら、気温はマイナス15度くらいだったそうだ。
もちろん初めての経験。

これまで3年かけて揃えた防寒具のおかげで、全く寒さは感じない。
髭や睫毛が氷るのをみて、初めて寒いことに気づく。
足下はしっかりとしており、持ってきたスノーシューも不要だ。

SDIM2220.jpg

しばらく歩くと上高地の定番、大正池に着く。
池越しには雪を湛えた穂高連峰が。

左側のピーク、西穂高岳には思い入れがある。
4年前の夏、あの稜線上にある西穂山荘で泊まり込みのアルバイトをした。
ワタシの写真生活の原点のひとつでもある。
  
  
SDIM2223.jpg

池は8割方氷結しており、氷った水面には不思議な物体が。
フロストフラワー(霜の花)と言うらしい。何ともかわいらしい姿をしている。

もっと近づいて撮りたかったが、氷が薄く、割れてしまう。
仕方なしに、周りの風景と絡める。なかなか雰囲気のある写真が撮れた。
  
  
今回の目的は、なんと言っても朝日に輝く霧氷。
陽が入ってくる前に、目的地・田代池へと急ぐ。


SDIM2256.jpg

陽が入る前の田代池。モノトーンの世界。
霧氷の着き具合は理想通り。時刻は午前9時半。
陽が当たるのはもっと後か。構図をイメージしながら、その時を待つ。

  
SDIM2259.jpg

10時。陽が入り始める。
辺りが急激に色づいていく。
夢中でシャッターを切るが、この時に露出補正を
プラス1.3にしていたため、
(画面に太陽を入れたときにプラス補正にしていた)
20枚以上の写真を無駄にしてしまう。

露出ミスに気づき、プラス0.3に変更。
気づいて良かった。

時間との勝負。
霧氷は陽が昇ると解けてなくなってしまう。

  
SDIM2312.jpg
  
水面からは水煙が立ちこめ、それが木について霧氷となる。
霧氷は朝日を浴びて輝き、まるで宝石のよう。

辺りは本当に寒いのだろう。空気中の水分が氷ってダイヤモンドダストに。
この世のものとは思えないほど幻想的。

SDIM2300.jpg

後ろの木に陽が入るまでわずか15分。
たった15分とは今でも思えないほど濃密なひととき。
撮影枚数も、その間だけで100枚を数えた。

この筆舌に尽くしがたい光景を、どこまで写真に収めることができたのか
それは家に帰ってみないとわからないけれど、この充実した時間に満足したワタシは
帰途に就くことに決めた。

そして、この日をさらに充実したものにすべく、
やっぱりDRAEM THEATERの来日公演を観に行くことにした。


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